日々の雑記

デザイナー。ざっくばらんに書きまする。https://linktr.ee/m.minako

流血ピアス

ピアス。
ピアスは良い。

ピアスの良い点として
アクセサリーとして安価なこと、イヤリングと比べて装着している間は紛失しにくいことなどが上げられる。
長時間装着していても耳たぶが痛くなることが少ない。
穴を開ける痛みさえ我慢すれば、
後は楽ちんだ。

楽ちん
楽ちん。

楽ちんと思っていたのだが、
最近、突然に「金属アレルギー」になってしまったのだ。

アレルギーとはしばしばコップに入った水に例えられる。
大学生くらいから色気付き、
初めて自分でピアスを開けてから。
初めてピアスを開けたのは大学一年生であった。
震える手で氷を耳たぶに当て、震える手でピアスの穴を開けた。
意気地が無いとピアスの針が貫通していないのに、手を止めてしまい、
ピアスの針がまだ耳たぶの真ん中にいるのに関わらずにっちもさっちもいかなくなって大量出血したりした。
ピアスを自分で開ける行為は自傷行為と似ている。
気持ちを病んでる時は痛覚が麻痺して痛みを感じないのだ。

ところで
金属アレルギー。

その頃から、じわりじわりと
「アレルギー」ってやつを
私の小さなコップに溜めていったらしい。
つい先日、コップに入る量のアレルギーがいっぱいになり、溢れ出てしまった。

ピアスは楽ちんではなかったのか。

ピアスを装着すると
耳たぶが虫刺されのように腫れあがりとてもかゆい。

なんとも。

それでもピアスを諦められないので
今度はプラスチックでできたものを装着してみた。

おかしい、痛いのだ。

金属と違ってプラスチックは摩擦が大きいらしく、
耳の穴の中で擦れて痛いのだ。
それでも無理してつけていると、
うん年前に作って固まっているはずのピアスの穴から血が出てきた。

人は何のためにピアスをするのか。

それでもピアスをしたいので
モコミチよろしく
オイルを使ってピアスの滑りを良くし、
何とか出血せずにピアスをすることができた。

何のためにピアスをするのか。
ピアスが好きだからである。
例え血を流そうとも。